葵葵

千葉県出身。東京都内を中心に、現在、ライブ・WEBラジオ出演など活動を展開中!

INTERVIEW 2010.03.28

今、ライブ活動を中心に活動を展開する葵さん。 FLY DAYS CLIPSとの出会いは数年前、目黒のライブハウスLIVESTATIONでのライブがきっかけ。 静かに、ゆるやかに流れる音と時間に心打たれずにはいられません。 今回、初のオリジナルシングル発表に合わせてインタビューを実施! 歌うことや今後の展開についてお聞きしてみました☆

Date : 2010.05.08
Photo : KUNIRA
Interview : Nobuyuki Miura
『Brodiaea』
check!
Brodiaea
2010.02.27
single
self product
¥500(税込み)
  1. Brodiaea
  2. 錯覚

 

●歌始め

葵さんにとって、歌を始めるきっかけっていうのはなんだったんですか?
音楽とか歌うこととか、元々好きではあったんですけど、歌いたいと思うようになったきっかけは本当に単純で、実はカラオケで歌ったことが始まりなんです。
友達と数人でカラオケに行ってマイクをもって歌ってみたら、歌うってこんなに気持ちいいんだ!と思って、それから歌うことについて考えるようなりました。 ただ、高校生の時とかは親も厳しかったり、型を破って歌の活動をする勇気もその頃はなく、思い秘めたままずっと過ごしていたんですけど、 大学生になって多少自由に時間が使えるようなって、やっぱり音楽を本格的にやりたいなって思って。 でも何から始めたらいいかわからなかったので、とりあえず、音楽のことを知ってる人と一緒にやればいいんじゃないかっていう思いつきに始まり(笑)、 メンバー募集の雑誌で、(とてもそれまでの私の性格からは考えられないんですけど、)なんとなくこの人っていう人に手紙を出して、たまたま良い方に出会い、 ユニット形式でやっていこうかという話から、歌うことへの第一歩を踏み出しました。
結局その方とライブ等はやらなかったんですけど、その時に「ボイトレ通ったことないの?」って聞かれて、あ、ボイトレってあるんだってそこで初めて気づいて(笑)、始めはヤマハのボイストレーニングから通い出したんです。
そしたら先生や周りの生徒の方々もやっぱりプロを目指してる方が多かったので、「目指してるならオーディション受けてみなよ」って言われて、あ、オーディションってあるんだってそこでまた気がついて(笑)
本当に何も知らず、色んな人に色んな段階で教えてもらって、先へ進むことができたんです。そしてオーディションを受けて、受かった事務所からアルバムを出しました。
あ、このコンピレーションアルバムですね。『Recharge』。 オーディションがきっかけで音楽事務所に出会い、企画コンピにつながったっていう形だったんですね。
なのできっかけは本当に単純なんです。 カラオケで歌って気持ちいいなっていうことろから歌うことが好きになり、どんどん歌うことに対する情熱が高まっていった、という感じです。

●作詞・作曲

作詞や作曲もそうすると、活動の中で徐々にやるようになっていった感じなんですか?
もともと文章を書くのが好きで、小さい頃から詩のようなものを日記的に書いていたんですね。 実際に歌を始めるようになってからはちゃんと歌詞として書くようになったんですけど、事務所にいる時は作曲家がいて、その方が作った曲に自分の歌詞を乗せていました。 でもその後、事務所から離れて一人で活動しだした時に、曲を増やさないといけないっていうところにぶつかって、自分で曲を作らざるを得ないという状況に追い込まれ、さらに他にも色々と考えされられることが重なった時に、ちょうど歌詞と音楽が一緒に降りてきたことがあって、それで初めての作曲につながったんです。
それが、「錯覚」なんですね。
初めはコードのこととか、作曲の基礎について何もわかっていなかったので、作った曲に合わせたい音をピアノで実際に弾いて、録音して、サポートの方に渡してコードに起こしてもらったり、アレンジしてもらっていました。
それじゃ、ピアノもその時に覚えたんですか?
ピアノは小さい時にクラシックで習っていたので楽譜を見れば弾けるんですけど、クラシックはコードを使わないんですよ。 あくまで音符を見て弾くので、コードを知らないままいたんです。
事務所にいた時も、ここはこうアレンジした方がいいんじゃないかとかまわりはコードで話をしたりしていて、でも私はわからなくてもいいやくらいに思ってたんですね(笑) でも、いざ一人になった時にコードがわからないと何もできないことに気づいて、独学で基本的なところだけおさえました。 そこはちょっと苦労したところですね。
曲を作るっていうところに、実はそういう知識とか努力がやっぱり必要なんですね。

●シングル『Brodiaea』について

さて、今回のオリジナルCD『Brodiaea』、作ってみてどうでした?
制作段階のこととか、色々感想を聞いてみたいなと。
そうですね、レコーディングをした頃はまだ作曲を始めたばかりで、出せる曲がこの2曲「Brodiaea」と「錯覚」くらいだったんです。 「Brodiaea」は看板曲みたいになっていたので絶対外せないし、「錯覚」はいい曲に仕上がったんじゃないかないかっていうまわりの声もあって、この2曲でシングルを作ろうっていう話になったんですね。 アコースティックがすごく好きでもあるし、ずっとそれでライブをしてきたっていうのもあって、シンプルな音を後ろにして歌うっていうのはすごく好きなことだったので、その形で作りたいなというのがありました。 以前のコンピの時にレコーディングってものすごい大変だっていうイメージがあって、(プロデューサーさんのとり方にもよるんですけど、)その時はこま切れにとるスタイルだったんですね。 こま切れだと、いいとこどりはできるんですけど、あまり好きではなかったし、大変だったイメージがすごく強かったです。
今回は流して歌って、声のノリもいい時期にとれたし、レコーディング自体も楽しくスムーズに行えたので、完成した時には自分的にもすごくいいものができたなっていう感触だったのと、あと、自分達で作り上げたっていう感覚があったので、できた時はものすごく嬉しかったですね。
そうやってできたものってそうですよね。
最終的にはそういう、達成感があったというか、納得のいくものができたのですごく嬉しかったです。
レコーディングしたのはちょっと前だったんですけど、ようやく、出そうっていう気持ちになった時に、ちょうどイラストレーターの子と友達になって。 お互いやっていることは別なんですけど、アーティストっていうくくりでは同じで、お互い切磋琢磨するところがあって、彼女も私の歌を気に入ってくれていましたし、私も彼女の絵がすごく好きだったので、デザインをお願いすることにしました。 私の曲はどちらかというと落ち着いた感じなんですけど、彼女なら逆にイメージを覆してくれるようなものを書いてくれるんじゃないかと思ったんですね。 彼女は元々元気を出させてくれるような明るいイラストを得意とする子なんですけど、歌とのギャップがあってもいいかなって。
基本的にはお任せしたんですが、デザインに関して、もっとブローディアの花を活かしたほうがいいんじゃないかとか、文字の位置とかもこだわったりして、何度も何度もやり取りしながらやっとできて。 全部ができ上がった時の喜びは、本当に半端じゃなかったです。彼女も一緒になって喜んでくれました。
復帰ライブで、2月に出す時は本当に楽しみでした。
本当に記念ですよね。復帰だし、CDも発表という形で。実際に聴いてみて、すごくいいなと感じました。
ちなみに、曲に対する思い入れや、ここを聴いて欲しいみたいなところがあればぜひ。
そうですね。ライブでも何度もお話してるんですが、「Brodiaea」はお花の名前で「淡い恋」っていう意味があんです。その淡い恋の気持ちを花で表現するのはうまくできたところかなと思うので、そこは気に入っているところですね。さらにそんな淡い恋の気持ちを感じながら聴いて頂けたら、とっても嬉しいです。
「錯覚」は初めて作った曲なので思いいれが強いんですが、歌詞はもちろんのこと、この曲はメロディーもとても繊細に作っているので、ぜひメロディーも楽しんで頂きたいです。
僕も一番好きです(笑)
スッと入ってくる感じが。
そう言って頂けるとすごく嬉しいです。
初めての曲が形になるのはすごく嬉しいことで、また今回はちょっとアレンジも加えてもらってるんですが、そうすると雰囲気もガラッと変わって、こうやってアレンジを変えて歌うことができるのも歌の楽しみの一つだなとすごく感じました。 あとは、自分としては日本語の歌詞にこだわっていて、英語を使わないようにしているんです。ひとつひとつのことばを大切にして作詞しているつもりです。
歌詞は本当に大事にして作っているので、歌詞を良く聴いてほしいという思いがあります。 結構女性目線の歌詞になってるとは思うんですけど、自身のつらい経験を正直に語っていることが殆どなんですね。なので似たような経験をした人がいたら、独りじゃないんだよって思ってくれたらいいなっていう思いで書いています。

●大切にしていること。 歌、そして音楽。

今の話と少し重なってしまうところがあるかもしれないんですけど、やっぱり歌を通して大切にしているところもその辺に?
そうですね、やっぱり一番大事にしてるのは歌詞ですね。
ただ、自分で曲を作るようになってからはもちろんメロディーも大事にしていて、メロディーと歌詞が合うような形にはしています。
でも、やっぱり一番大事にしているのは、日本語を使うことと、そのことばを大切にすることですね。
自分の思いを正確に伝えられるように、言葉を選びに選び抜いて嘘偽りなく歌いたいと思っています。
ここで改めて、葵さんにとって、歌とは? 音楽とはどんなものですか?
歌はやっぱり自分の人生にとってなくてはならないもの。 実はちょっと人見知りで、人前で色々話をしたり自分の気持ちを伝えるのが結構苦手な方なんですね。 でも、なぜか、歌詞にしてメロディーに乗せると言えてしまう。だから歌は自己表現の場かな。
そういう意味で歌は本当に欠かせないものというか、唯一自分を活かせる場所だと思っています。

●これからの目標

最後に、これからの目標などあれば聞かせてください。
そうですね…、これまではライブを結構頻繁に、多い時は月3回・4回やっていたこともあるんですけど、自分で曲を作るようになったのもあるので、同じ曲でライブ回数を重ねるよりは、いいものを時間をかけて作って披露していきたいという思いが最近はありあます。 だから、今までよりはゆったりとしたペースでライブをしていきたいと思っています。
あと、今ピアニストの募集をしているんですね。 今までずっと一人で活動してきたんですけど、一人でやることはもちろんメリットもある半面、厳しいこともあったり限界もあったりして。 サポートだと固定ではないのでなかなかまとめるのが難しかったりとか、継続してやってもらえなかったりというところもあるので、 これから長く続けていくには固定の人を作った方がいいかなという思いで今募集しています。
元々ピアノの音がとても好きなので、ピアノをバックにして歌えたら素敵だなと思います。
もちろんバンドも好きなんですけど、バンドでやるとなると、音数が多い分、私の歌をよく理解しよく聴きながら演奏してもらうことがとても大切だし、難しい部分になってくるんですね。 そういう部分を理解してくれている人もいるんですけど、手伝ってもらうのがなかなか難しかったり。 もともとアコースティックでやっていたので、原点に帰ろうかなという思いもあったりして、ベースとしてはそういう形でちょっとやっていきたいなと今は思っているところです。
あとは、病気で長く休んでいた時期があって、病気のつらさとか入院していることの閉塞感とかが良く分かったんですね。 私が入院している時に、有名なジャズシンガーの綾戸智恵さんがいらっしゃって、病院で歌って下さったんですね。 それにすごく感動して、泣きながら聴いたんですが、歌ってこんなにパワーを与えるものなんだっていうのをすごく感じて。 それから病院や施設で歌うことに興味を持ち始めました。なかなか経験できないつらさを味わったのだから、私にしか表現できないこともあるんじゃないかと。私が綾戸智恵さんに感動を頂いたように、私なりの表現で、色々な方に勇気を持って頂けるようなアーティストになれたら最高ですね。
今までメジャーを目標にかなり突走っていたところがあって、もちろんそれも諦めてはいないんですけど、自分のやりたいことを、ゆったりしたペースでやりながら、その中でいいお話があればいいなっていう風に考えるようになって、今までよりは変な焦りがなくなったんじゃないかなって思います。
ちょっとご病気をされて、入院してっていうのも、誰でも経験するわけではないので、見える世界の幅も広がってすごく貴重な経験ですよね。
そうですね。病気をしたことで、大きく人生観が変わったと思います。つらい経験でしたが、少しずつ経験して良かったと思えるようになりました。
病院で歌うことを考えると、今までの曲ではちょっと志向が違う部分があるので、これからはもう少し雰囲気の違う曲を作っていきたいと思っています。
そうすると、これから誰かを励ますようなそういうタイプの曲も新しくできてきそうですね。楽しみですね。
そうですね。
たぶん私の場合は、やはりどこか切なさが入った曲や歌詞になってしまいそうな気はするんですけど、でも今までとは違う私なりの新しい曲が作れるのではないかなと思っています。
あとは、アルバムを作りたいですね。それもまたアコースティックで、できればピアノバラードみたいな感じでアルバムかミニアルバムか作れればいいなと思っています。だいぶ自分で作った曲もたまってきたので、それも一つ目標にしたいですね。
では、アルバムを作ったときにはまた色々お話を聞かせてください(笑)
ありがとうございました!

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